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2009年06月25日

【不動産】中古物件購入時の住宅ローン

マイホーム購入に新築物件よりも中古物件を選ぶ方が増えています。
実は中古だから安くってお買い得!とはいきません。

■中古だと住宅ローンが借りられない??
住宅ローンはその対象となる土地建物を担保にし、融資することを言います。
従ってその土地建物の資産価値よりも多い額の借入は基本的にできません。
土地は年数が経ってもそれほど価値は変わりませんが、建物は築年数が古ければ古いほどその資産価値は低くなっていきます。
住宅ローンの審査の際、この土地建物の資産価値が借入額よりも低いと判断されれば、希望額の借入は困難になりますので、頭金ナシのフルローン(全額借入)はかなり難しくなります。
また中古の建物は多少のリフォーム工事が必要な場合が多く、そのリフォーム費用まで考慮した資金計画を立てなければいけません。
中古物件を購入する際は充分な現金を用意することが一番大きなポイントと言えるでしょう。

■住宅ローン減税が受けられない??
以前住宅ローン減税の拡大についてご説明しましたが、中古の物件購入の場合、この住宅ローン減税の適用にいくつかの条件があります。

簡単に言うと
・広さ50㎡以上
・築年数25年未満(沖縄ならではの鉄筋コンクリート造りの場合)
・自分で住んでいる
・住宅ローンを利用している
以上4つに当てはまれば住宅ローン減税が適用されます。
言い換えれば築25年以上の建物の取得の場合は住宅ローン減税は適用されません。
(詳しくは国税庁のHPhttp://www.nta.go.jp/でご確認ください)

しかし、中古の物件はリフォームをする場合が多く、実はこのリフォーム費用に住宅ローン減税が適用されます。
その場合、工事費用が100万円以上あり、かつその工事について建築士等の証明書が必要となります。
中古物件を購入し、リフォームする際はぜひこの住宅ローン減税の適用要件を忘れずにいてくださいね。

さてさて、今日も暑い1日でした。もう梅雨明けたよね??
夏バテしないように気をつけて過ごしましょうね♪

【不動産】中古物件購入時の住宅ローン



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Posted by FP事務所エレファントライフ at 22:39│Comments(0)相談事例
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