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2011年04月14日

【相談例】ご主人が米軍人である場合の住宅購入

【相談者プロフィール】
Aさん(30代、女性)。米軍人であるご主人と結婚し、2歳のお子様と3人暮らし。ご主人はリタイア後も沖縄に住みたいと希望しており、今のうちに沖縄に住宅を購入しようと検討中。


【相談内容】
これまで家計簿等もつけたことがなく、お金に関しては漠然としていました。
だけどこれから住宅を購入するにあたって、住宅ローンの仕組みや、自分たちが無理なく返済できる借入額はいくらくらいなのか知りたい。
また夫が米国籍であることは何か問題がありますか?

【カウンセリング内容】
AさんはAさん自身もフルタイムで働かれており、現在の生活の収支は良い状況です。今後支出を意識したやり繰りを行えば、より貯蓄の額も増えていくことでしょう。
現在の収支から、毎月12万円までは住居費として無理なく支出ができると結果が出ました。
毎月の支払いが約12万円、借入期間30年、金利3%で仮定した場合、借入額は約2800万円となりますので、Aさんが準備している住宅購入のための自己資金500万円と合わせて3300万円が住宅購入資金となります。

◆Aさんご一家が無理なく支払える住宅ローン返済額:10万円/月
◆借入可能額:2800万円(30年固定、金利3%、元利均等払い)
◆住宅購入資金合計:3300万円(住宅ローン借入2800万円+自己資金500万円)

ここで問題発覚!
住宅ローン借入の際、借入する名義の方の収入をベースに審査が行われます。しかしご主人さまが外国人の場合、外国人登録証明書が無いと住宅ローンの利用ができないのです。
そのため、今回の住宅購入は奥様であるAさん名義で行われるため、Aさんの収入をベースに借入を行うことになります。
Aさんの年収だと借入可能予想額は約2000万円ほど。この場合、自己資金500万円と合わせると住宅購入資金は2500万円となりました。

◆外国人の場合、外国人登録証明書がないと住宅ローンが利用できない(軍人さんはほとんどの場合難しい)
◆奥さまであるAさんの名義で住宅ローンの借入を行う場合、借入可能額が約2000万円になり、住宅購入資金が自己資金と合わせて2500万円となる

2500万円ではAさん希望の新築一戸建ては少し難しくなります。
しかし、支出を見直し貯蓄を殖やし自己資金を増やすことで住宅購入資金を増やすことができます。
幸いにもAさんは住宅購入を急いでいなかったので、住宅購入用の貯蓄の目標を1000万円にし、そのために収支を見直して貯蓄に励む事にしました。
住宅購入の目標は5年後。それまでに色んな住宅見学会をまわって勉強するそうです。


※この内容は実際のカウンセリングを元に再現していますが、プライバシー保護の観点から多少内容を変えて書いています。ご了承ください。


【相談例】ご主人が米軍人である場合の住宅購入



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Posted by FP事務所エレファントライフ at 17:39│Comments(0)相談事例
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