2009年02月25日

3月のネオキの会だよん

3月のネオキの会のお知らせです。
今回は年末年始に沖縄タイムスで連載された「壊れた雇用」を取材を続けた岡部ルナ記者を招き、今話題の沖縄の雇用問題についてお話ししてもらいます。

今回改めてこの連載を読み返して感じたこと。

「派遣」や「期間雇用」という働き方は私の周りではごく一般的でした。
賃金の低い沖縄で働くよりも、内地で働いた方がよっぽどお金が貯まる、との触れ込みで、なんらかの理由で借金がある人や、ただなんとなく内地に行ってみたいって人が本当に気軽に行っていました。
んでね、半年くらい働いたら戻ってくるんです。それで数ヶ月失業手当もらってまた働きに行くんです。

正直「何やってんだよ?」と思っていました。ちょっと冷ややかに見ていました。

どんなに給料が良くっても、そこで身につけたスキル、これからあなたがやりたい仕事のプラスになりますか?
若い内じゃないと未経験での就職は厳しいこと、わかっていますか?
今は良くても歳を取ったらどうするんですか?

そう思っていました。

でもね、何も考えずに「派遣」や「期間雇用」という働き方に走ったわけではないのです。
そこには「失業率全国ワースト1」「全国1の低所得」という現実がありました。そうせざるを得なかった現実です。

同じ沖縄に住んでいながらも各世帯の経済状況でこんなにも選択肢の幅が狭まるのか、と驚きました。
単に私が無知なだけだったんです。お恥ずかしい。

先日、沖縄タイムスで「大学除籍理由5割が経済」という記事を読みました。
詳細はコチラのリンク先で↓
http://www.okinawatimes.co.jp/news/2009-02-24-M_1-029-1_001.html

世帯収入が200万円の沖縄。大学の学費は年間約100万円。どうやって払えと。
果たして教育の機会は均等なのでしょうか。
学歴社会へと移行していく現代。高卒と大卒では生涯年収に大きな差が出ると言われています。
こうなるともう無限ループですよ。

と、まあこんなことも踏まえて色んな意見があると思いますが、ご興味のある方、ぜひご参加ください。
折しも当日はホワイトデーではありませんか。大丈夫。私は予定がなーんも入っていないので確実に参加できます。
同じくお暇な方はぜひ(笑)


「雇用崩壊 ちゃーすが!うちなー」


 米国のリーマン・ショックに端を発した世界経済の危機は、未曾有の規模で日本経済、そして沖縄経済を揺るがしつつあります。各種経済指標が軒並み下を向く中、とりわけ心配なのは、私たちの暮らしに直結する雇用ではないでしょうか。

 年末から続く本土での「派遣・期間工切り」のニュースでウチナーンチュの名前に接するたび、胸を痛めている人も多いと思います。新卒の採用内定取り消しの報道もありました。新聞の求人欄、ハローワークでの求人票も目に見えて減ってきています。

 もともと失業率が全国一の沖縄では、賃金も全国最低水準、派遣や臨時などの不安定雇用が常態化していたわけですが、ここへ来て、経済情勢の悪化を理由に、あらたな雇用切り捨ての大波にさらされれば、多くの人の生活そのものが成り立たなくなる深刻な事態を迎えかねません。

 「働きたくても働けない」
 「働いても生活できる給料がもらえない」


 そんな状況は、景気が悪化している限り、歯を食いしばって耐え忍ばなければならないものなのでしょうか。
 それなら、「いざなぎ景気」を超えたとされる一昨年までの好景気の下でも、沖縄の雇用情勢が一向に改善しなかったのは、なぜなのでしょう。
 雇用だけでなく、生活保護や年金、医療保険などのセーフィティー・ネットがことごとく脆弱で、いったん落ちたらはい上がれない「すべり台社会」を、誰もが安心して暮らせる社会に変えてゆく方策はないのでしょうか
  
 ネオキの会3月例会では、沖縄タイムス紙上での昨年末から2度にわたる連載「壊れた雇用」で、沖縄からの出稼ぎ労働者が直面している「派遣切り」の実態や、悪化する県内の雇用情勢の取材を続けてきた同紙学芸部くらし報道班の岡部ルナ記者をゲストにお呼びして、不景気の最前線で何が起きているのか、本当に必要な対策が取られているのか、働く人/働けない人たちの間でこの危機を乗り越えようとするどんな動きがあるのか、などざっくばらんにお聞きしてみたいと思います。

 いま仕事がある人も、仕事がなくなりそうな人も、仕事がなくて困っている人も、先行きへのモヤモヤ感を持ち寄って、あれこれ話し合ってみませんか。


講師:沖縄タイムス学芸部くらし報道班 岡部ルナ記者
日にち:3月14日(土)
時間:14時から17時くらいまで
場所:沖縄国際大学9号館306号室

参加ご希望の方は下記の内容をご記入の上、
neokinokai◆yahoo.co.jp(◆を@にしてね)
までご連絡くださいませ。

□お名前
□ご自身を含めた参加人数
□ネオキの会に入会されているか否か(されていない方は入会希望かどうか)

たくさんの方のご参加、お待ちしております♪


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Posted by FP事務所エレファントライフ at 19:25 │ネオキの会