2008年03月21日
嘉手納ウォーク
昨日はネオキの会のイベントに行ってきました!
待ち合わせ場所の嘉手納道の駅の展望室で基地の見渡し、
その後砂辺地区へ移動し、ここ数年で急増している米軍人向け住宅地を練り歩く。
ここでは北谷町の照屋議員がガイドをしてくれました。


急増する米軍人住民。
アウトベースに住んでいるということは、
道路使用、公共施設使用、ゴミ収集などの行政サービスを受けている。
しかし彼らはその対価としての税金を支払っていない。
ワンフロア一世帯だったり、メゾネット式だったりする居住性抜群な賃貸住宅のお家賃は推定で20万から30万円。
彼らがそれだけ給料を貰っている?
そうではない。殆どが軍からの住宅補助で賄われている。
じゃあその住宅補助の出所は?
言うまでもない。私たちの税金で賄われているよね。

これだけ高額な家賃設定でも支払いは保証されているから
砂辺地区宮城地区は米軍人向けの住宅がどんどん増えている。
そりゃそうよね。不動産投資としてはかなりの高利回りだもの。
推定で表面利回り15%以上。そりゃどんどん建てちゃうよ。
でもね、思ったよりも空き室が目立っていたんだ。
シーズンなのかな? 詳しくはわからないけど、
1割程度空き室がありました。

近くのビーチサイドには122室ある米軍人向けマンションが建設中。
これが完成したらどうなるんだろう。
どんなに利回りが良くても空き室があれば元も子もない。
米軍人の人数はある程度限られているし、これから増えるどころか縮小傾向にあると言っても過言ではない。
限られたパイの奪い合い。数年後、どうなっているか少し怖い気がする。
また海辺の物件は塩害の影響で耐久性に乏しいとも言われている。
同時期に建ち始めた建物が劣化し始めたころの施主達の懐具合が悪ければ、
砂辺地区が一気にゴーストタウン化する可能性もある。
ロケーション的に魅力のある地区だから人気はあると思うけど、
今の家賃収入がこれからも続くと思わない方が賢明だと思う。
話がずれてしまいました。
宮城地区砂辺地区は米軍人の居住者が増えていて、地元民は減っている。
その事実に脅威を感じ、米軍人居住者の実態を知ろうと北谷町議会でも議論が出ているらしいが、
アウトベースに住む米軍人の世帯数などの情報は公開されていない。
その後徒歩にて58号線に出て、嘉手納基地の誘導灯の下で着陸する飛行機をひたすら観察しました。
飛行機に詳しくない私は、メンバーのSさんから嘉手納にある飛行機の基本的なことについて教えて貰いました。
・旅客機 → 私たちが利用するジャンボ機と同じように人を運ぶ飛行機
・輸送機 → 物資や武器、車両等々を輸送する飛行機
・爆撃機 → 地上へ爆弾を落とし攻撃するための飛行機
・戦闘機 → 空中戦を行うための飛行機。地上への攻撃も可能。
その日は戦闘機であるF15とF16を数回見ました。
人を殺すための飛行機が居住地の頭上近くを飛んでいる現実に改めてゾッとしました。
日が暮れた頃、懇親会に参加し、みんなで色んな意見を出し合いました。
そこで聞いた印象的な話。
米軍人にとって沖縄は非常に居心地の良い島らしい。
なぜなら気候も温暖、人も親切。
そして決定的なこと。お金がかからない(日本が思いやり予算で色々出しているからね)。
彼らは沖縄を植民地として見ていて、しかも友好的だと思っている。
本当に基地を無くしたいなら彼らの居心地を悪くすればいい。
確かにそう。私は基地はいらないと思っているけど、軍人の1人1人が嫌いなわけではない。
ていうかそんなこと言っていられないくらい、私たちの生活には米軍人が入り込んでいる。
友達だったり友達の旦那様だったり身内の家族だったり。
彼らと過ごす時間もまた私にとっては楽しい時間だったりする。
でも私たちがそう思うことで彼らは居心地良さを感じ、沖縄にできるだけ駐留したいと思ってしまう。
彼らを居心地悪く感じさせるには私たち1人1人彼らに対しての態度を改めないといけない。
本当に基地をなくしたいならそこまでしないといけない。
「いちゃりばちょーでー」という言葉が息づいている沖縄の人々にそれができるかな。
・・・すごい難しい。
でもそのお人好しな部分につけ込まれるのは愚かしくもあるし悲しくもある。
色々考えてしまいました。
今回のイベントは今まで車で通りすぎていた基地周辺を時間をかけて歩き回り、
改めてその存在を考える貴重な時間となりました。
上記した以外にもたくさんの意見を出し合い話し合うことができました。
こういうのは本当に大事です。
また5月のGWに同じようなイベントを開催する予定なので、
興味のある方はぜひご参加下さいね~。
http://neokinokai.ti-da.net/
さてさて今夜は東京から帰ってきたお友達と久しぶりに会う予定。
ヒルズ族になった彼女の話を聞くのが楽しみです☆
待ち合わせ場所の嘉手納道の駅の展望室で基地の見渡し、
その後砂辺地区へ移動し、ここ数年で急増している米軍人向け住宅地を練り歩く。
ここでは北谷町の照屋議員がガイドをしてくれました。


急増する米軍人住民。
アウトベースに住んでいるということは、
道路使用、公共施設使用、ゴミ収集などの行政サービスを受けている。
しかし彼らはその対価としての税金を支払っていない。
ワンフロア一世帯だったり、メゾネット式だったりする居住性抜群な賃貸住宅のお家賃は推定で20万から30万円。
彼らがそれだけ給料を貰っている?
そうではない。殆どが軍からの住宅補助で賄われている。
じゃあその住宅補助の出所は?
言うまでもない。私たちの税金で賄われているよね。

これだけ高額な家賃設定でも支払いは保証されているから
砂辺地区宮城地区は米軍人向けの住宅がどんどん増えている。
そりゃそうよね。不動産投資としてはかなりの高利回りだもの。
推定で表面利回り15%以上。そりゃどんどん建てちゃうよ。
でもね、思ったよりも空き室が目立っていたんだ。
シーズンなのかな? 詳しくはわからないけど、
1割程度空き室がありました。

近くのビーチサイドには122室ある米軍人向けマンションが建設中。
これが完成したらどうなるんだろう。
どんなに利回りが良くても空き室があれば元も子もない。
米軍人の人数はある程度限られているし、これから増えるどころか縮小傾向にあると言っても過言ではない。
限られたパイの奪い合い。数年後、どうなっているか少し怖い気がする。
また海辺の物件は塩害の影響で耐久性に乏しいとも言われている。
同時期に建ち始めた建物が劣化し始めたころの施主達の懐具合が悪ければ、
砂辺地区が一気にゴーストタウン化する可能性もある。
ロケーション的に魅力のある地区だから人気はあると思うけど、
今の家賃収入がこれからも続くと思わない方が賢明だと思う。
話がずれてしまいました。
宮城地区砂辺地区は米軍人の居住者が増えていて、地元民は減っている。
その事実に脅威を感じ、米軍人居住者の実態を知ろうと北谷町議会でも議論が出ているらしいが、
アウトベースに住む米軍人の世帯数などの情報は公開されていない。
その後徒歩にて58号線に出て、嘉手納基地の誘導灯の下で着陸する飛行機をひたすら観察しました。
飛行機に詳しくない私は、メンバーのSさんから嘉手納にある飛行機の基本的なことについて教えて貰いました。
・旅客機 → 私たちが利用するジャンボ機と同じように人を運ぶ飛行機
・輸送機 → 物資や武器、車両等々を輸送する飛行機
・爆撃機 → 地上へ爆弾を落とし攻撃するための飛行機
・戦闘機 → 空中戦を行うための飛行機。地上への攻撃も可能。
その日は戦闘機であるF15とF16を数回見ました。
人を殺すための飛行機が居住地の頭上近くを飛んでいる現実に改めてゾッとしました。
日が暮れた頃、懇親会に参加し、みんなで色んな意見を出し合いました。
そこで聞いた印象的な話。
米軍人にとって沖縄は非常に居心地の良い島らしい。
なぜなら気候も温暖、人も親切。
そして決定的なこと。お金がかからない(日本が思いやり予算で色々出しているからね)。
彼らは沖縄を植民地として見ていて、しかも友好的だと思っている。
本当に基地を無くしたいなら彼らの居心地を悪くすればいい。
確かにそう。私は基地はいらないと思っているけど、軍人の1人1人が嫌いなわけではない。
ていうかそんなこと言っていられないくらい、私たちの生活には米軍人が入り込んでいる。
友達だったり友達の旦那様だったり身内の家族だったり。
彼らと過ごす時間もまた私にとっては楽しい時間だったりする。
でも私たちがそう思うことで彼らは居心地良さを感じ、沖縄にできるだけ駐留したいと思ってしまう。
彼らを居心地悪く感じさせるには私たち1人1人彼らに対しての態度を改めないといけない。
本当に基地をなくしたいならそこまでしないといけない。
「いちゃりばちょーでー」という言葉が息づいている沖縄の人々にそれができるかな。
・・・すごい難しい。
でもそのお人好しな部分につけ込まれるのは愚かしくもあるし悲しくもある。
色々考えてしまいました。
今回のイベントは今まで車で通りすぎていた基地周辺を時間をかけて歩き回り、
改めてその存在を考える貴重な時間となりました。
上記した以外にもたくさんの意見を出し合い話し合うことができました。
こういうのは本当に大事です。
また5月のGWに同じようなイベントを開催する予定なので、
興味のある方はぜひご参加下さいね~。
http://neokinokai.ti-da.net/
さてさて今夜は東京から帰ってきたお友達と久しぶりに会う予定。
ヒルズ族になった彼女の話を聞くのが楽しみです☆
Posted by FP事務所エレファントライフ at 14:12│Comments(2)
│ネオキの会
この記事へのコメント
基地に勤めて早15年・・・「沖縄から基地をなくそう!」
そんなこと・・・キレイごとに過ぎない。
基地の中にいる軍属を除く「米軍人」・・・誰も沖縄にいたいなんておもってはいない。 沖縄の基地=中東戦闘地域派遣・・・ですからね。
沖縄は一時駐留にすぎない。
米軍人・軍属に支払われる「高級住宅手当」、それは全て思いやり予算からのもの。 けど何故ここまで高級手当てなのか? それはアメリカ本国において沖縄地域派遣へのリクルート条件。 この沖縄、アメリカ人からすれば
中東地域への登竜門・・・誰もいきたくない!のが正直なところ。 リクルートの為に住環境において優遇処置を日本国にアメリカが依頼している構図。
皮肉にもどんなにいいアパートに入居しても行き着く先は「中東戦闘区域」
誰も嬉しいはずがない。
沖縄から基地をなくすがいい!
そうすれば沖縄がこれまで日本国、米国から受けた恩恵は全て消え去る。
私の周りでは沖縄県民同士が痛ましい財産争い、資産強奪、肉親いじめ・・・平和な島というイメージから程遠いことが現実に行われている。
全てを分かち合う覚悟、県民にとって基地をなくそうと思っている人に一番必要なことです。
人は生きるためならなんでもします。
米軍人・軍属も彼らなりに一生懸命です。
そんなこと・・・キレイごとに過ぎない。
基地の中にいる軍属を除く「米軍人」・・・誰も沖縄にいたいなんておもってはいない。 沖縄の基地=中東戦闘地域派遣・・・ですからね。
沖縄は一時駐留にすぎない。
米軍人・軍属に支払われる「高級住宅手当」、それは全て思いやり予算からのもの。 けど何故ここまで高級手当てなのか? それはアメリカ本国において沖縄地域派遣へのリクルート条件。 この沖縄、アメリカ人からすれば
中東地域への登竜門・・・誰もいきたくない!のが正直なところ。 リクルートの為に住環境において優遇処置を日本国にアメリカが依頼している構図。
皮肉にもどんなにいいアパートに入居しても行き着く先は「中東戦闘区域」
誰も嬉しいはずがない。
沖縄から基地をなくすがいい!
そうすれば沖縄がこれまで日本国、米国から受けた恩恵は全て消え去る。
私の周りでは沖縄県民同士が痛ましい財産争い、資産強奪、肉親いじめ・・・平和な島というイメージから程遠いことが現実に行われている。
全てを分かち合う覚悟、県民にとって基地をなくそうと思っている人に一番必要なことです。
人は生きるためならなんでもします。
米軍人・軍属も彼らなりに一生懸命です。
Posted by はいさい at 2009年06月25日 22:53
■はいさい さん
こんばんは。コメントありがとうございます。
沖縄に派兵される米軍人の悲哀、私もすごく感じます。
誰だって戦いたくないだろうし、家族と離れたくないだろうし。
記事にも書いてあるとおり、私は米軍人が嫌いではないし、ベースで働く人を非難しているつもりもありません。
ただただ悲惨な地上戦を経験している沖縄が他の国の戦闘に加担しているという事実が耐えられないのです。
もちろん基地がある故の恩恵はイヤと言うほど思い知らされています。そして基地がある故の被害も思い知らされています。
もしかしたら基地は沖縄にとって必要悪だという人もいるかもしれません。
「沖縄から基地を無くそう」というのはきれい事にしか聞こえないかもしれません。
それでも私は沖縄から基地を無くそう!と訴え続けていきたいと思っています。そしてそれがいつか実現できると信じています。
貴重なご意見ありがとうございました。
こんばんは。コメントありがとうございます。
沖縄に派兵される米軍人の悲哀、私もすごく感じます。
誰だって戦いたくないだろうし、家族と離れたくないだろうし。
記事にも書いてあるとおり、私は米軍人が嫌いではないし、ベースで働く人を非難しているつもりもありません。
ただただ悲惨な地上戦を経験している沖縄が他の国の戦闘に加担しているという事実が耐えられないのです。
もちろん基地がある故の恩恵はイヤと言うほど思い知らされています。そして基地がある故の被害も思い知らされています。
もしかしたら基地は沖縄にとって必要悪だという人もいるかもしれません。
「沖縄から基地を無くそう」というのはきれい事にしか聞こえないかもしれません。
それでも私は沖縄から基地を無くそう!と訴え続けていきたいと思っています。そしてそれがいつか実現できると信じています。
貴重なご意見ありがとうございました。
Posted by FPトモリ
at 2009年06月25日 23:16

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