2010年01月27日

普天間基地移設問題に関して思う事

連日メディアで報道される普天間基地移設問題。
ネオキの会で勉強したり色んな方のお話を伺ったりしていく中で複雑な思いばかりが募っていくけれども、私は「普天間基地の県内移設反対」です。
理由は1つ。これ以上戦争の加担をしたくないから。これだけです。

日本を中国の脅威から守るために基地は必要、という理論がありますが、現代においてこれこそトンデモ論になっていることは冷静になればわかることであることが、先日のネオキの会の勉強会での佐藤学教授のお話から改めて理解できました。
詳細はネオキの会ブログ:http://neokinokai.ti-da.net/e2918327.htmlにて。
すごく長い記録ですが、これを読めば目から鱗間違いなしです。
ちなみにこの報告、実はすんごい反響を呼んで、色んなところからリンク依頼や転載依頼がきました。閲覧数も半端無かった。改めて貴重な勉強会だったのだなーと痛感。


そして最近読んだChikirinの日記さんの記事もこれまで政府に翻弄された名護市の状況を簡潔にわかりやすくまとめてありました。

引用始め
〜なぜ、今までは容認派の市長が選ばれていたのか?
ひとつの理由は、基地の見返りとして約束されてきた膨大な「地元振興対策費」だ。地元の人がそれに踊らされたわけではない。自民党時代の地方政治はどこも同じだ。
多額の国費が大規模建造物の建設費として投下され、ゼネコンや地元の工事業者、それにまつわる“様々な”人達を潤す。彼らはその膨大な利権維持のために強固な“組織選挙”を展開する。この構図が、これまで基地容認派候補の当選を支えてきた。
“地元振興対策費”はしかし、必ずしも地元の人達を潤すわけではない。大規模な工事の間は、建設作業員の飲み食いだけでも地元の商店街や飲み屋は潤うかもしれない。しかし、そもそも市場性のない多くの建造物は、工事が終われば地元になんら経済的な利益を残さない。
後に残されるものは“基地”という地雷のようなお荷物だ。日本の警察や司法が手を出せない外国の兵隊による性犯罪、治安の悪化、騒音、事故の危険、発展性のない基地依存の地元経済。
沖縄はこういったものを、半ば宿命として受け入れながら戦後の60年余をすごしてきた。〜

引用終わり
Chikirinの日記:http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20100126

日本がこれから進むべくはアメリカの属国から抜け出す事であり、いい加減自立した大人の国としての外交手段を整えることです。
いつまでもご機嫌を伺うことしかできないからアメリカに都合のいい財布扱いされる。
本当に情けないです。

今回の名護市長選挙の結果を受け、普天間基地を抱える宜野湾市民である私は安心したとともに「いつになったら普天間基地はなくなるのだろう」という不安も抱えています。
そして返還後の土地の原状回復や利用はいったいどこが主導でおこなわれるのだろう。

そうこうしているうちにも、時は過ぎていく。
未来の沖縄に負の遺産を残さないためにも、今改めて普天間基地移設問題の早期解決を望みます。

普天間基地移設問題に関して思う事


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Posted by FP事務所エレファントライフ at 13:15│Comments(2)つれづれ日記
この記事へのコメント
三上寛さんの

「誰を怨めば良いのでしょうか」

が聴こえてくるようです(´Д`)

藤圭子の「夢は夜開く」の作者です。
Posted by トム at 2010年01月27日 17:33
◆トム

ほんとに「誰を怨めばいいの」かわかんないよね。
現在の政治の不甲斐なさに呆れるとともに、将来に対する不安が大きいよ。
なんでこんな国になっちゃったんだろうね。
Posted by FPトモリFPトモリ at 2010年02月15日 11:33
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